
アメリカで運転する予定。日本の運転と違うルールがいっぱい…。とりあえず、「駐車」に関する特別なルールはある?違反して罰金とかイヤだし、事前に知っておきたい!
2年間カリフォルニア州サンディエゴで車を運転した経験から、駐車に関するルールや実際にあったトラブルについて解説します。
本記事では下記について解説しています。
- アメリカの駐車場では頭から入れるのが普通?
- アメリカの駐車場ではバックでとめてはいけない?
- アメリカでは路上駐車できるの?
- アメリカで坂道で駐車するときのルールとは
- アメリカでは駐車場内でも駐車違反になることがある?
- アメリカで駐車違反するとどうなる?
- アメリカで駐車違反したときの罰金はいくら?
- アメリカで駐車違反したときの罰金の支払い方法は?
- ブラックフライデーの駐車場での恐怖体験
下記記事では、サンディエゴでの免許取得についてご紹介しています。
>>サンディエゴで運転免許を取得するまでに知っておくべきこと
一部の内容はYouTubeでもまとめているので良かったらご覧ください。
アメリカの駐車場では頭から入れるのが普通?

アメリカでは頭から駐車する車が多いです。
写真のように斜めになっていて頭から駐車してもバックで出やすいよう設計された駐車場も多いです。
アメリカの駐車場ではバックでとめてはいけない?
バックでとめてはいけないところは私の経験ではありません。
日本の駐車場では近隣の迷惑にならないようにと「前向き駐車」をお願いしているところもありますね。
バックでとめてはいけないことはありませんでしたが、上記のように斜めになっている駐車場でバックでとめてしまうと、出るときに大変なので要注意です。
アメリカでは路上駐車できるの?
アメリカでは合法で路上駐車できます。
ただし、縁石の色や道路標識に十分注意しましょう。
基本的に色の塗られている縁石への駐車はNG。
縁石に色がなくても、道路標識で「〇時から〇時は道路清掃のため駐車禁止」「〇曜日は駐車禁止」など記載があれば、駐車違反となります。
縁石に色がないのに辺りに路上駐車がない場合は、何かとめられない事情があると疑ったほうが無難です。
アメリカで坂道で駐車するときのルールとは
坂道で駐車するときは、駐車後のタイヤの向きに注意。
上り坂の場合はハンドルを左へ
下り坂の場合はハンドルを右へ
駐車後に万が一車が進んでしまっても、縁石でストップする方向へハンドルを切っておきましょう。
アメリカでは駐車場内でも駐車違反になることがある?
答えはYESです。
夫も私も駐車場内に駐車をして、夫婦合わせて2年間で3度駐車違反をとられてしまいました。
具体的には下記の通り。
夫:UCSDキャンパス内の駐車場×2
私:ミッションベイの駐車場×1
アメリカで駐車違反するとどうなる?

アメリカで駐車違反をすると、罰金が科されます。
とめていた車のワイパーに紙切れが挟まれていたら、駐車違反をとられた可能性があります。
必ず中身を確認してください。
たまに広告が挟まれていることがあり、なにか違反をしたのかとギョッとすることがあります。
違反を無視するとさらなる罰金が科されることもありますので要注意です。
違反をすると免許の減点にもなると話を聞いたことがありますが、減点になったか調べたことがないので分かりません(笑)
日本の運転免許には影響はありませんのでご安心ください。
アメリカで駐車違反したときの罰金はいくら?

夫のUCSDでの違反は1回につき65ドル。
私のミッションベイでの違反は52.50ドルでした。
アメリカで駐車違反したときの罰金の支払い方法は?
駐車違反の用紙(「チケット」や「スリップ」と呼ばれます)にかいてある内容をチェックしましょう。
UCSDの分は、オンラインで支払う方法や小切手を郵送することができます。
ミッションベイの分は、小切手を郵送しました。
期限が設けられているので、忘れないうちに早めに支払ってしまいましょう。
UCSDの駐車違反の罰金を支払う前の注意点
UCSDでの駐車違反は交渉により免除されることがありますので支払い前に要チェック。
「とめたらだめと知らなかった」
「エンジンが故障して動かせなかった」
などという内容の手紙を送れば、罰金が免除されることがあります。
実際に、夫と友人がUCSDキャンパスで会う約束をしていた日。
それぞれキャンパス内に駐車をし、どちらも駐車違反になったことがありました。
上記のような内容の手紙を送り、友人は罰金免除になったそう。
夫は2回目ということがあったのか、全く同じ内容の手紙を送っても免除とはなりませんでしたが(泣)
UCSDで違反になったら、一度支払い前に交渉してみてください。
UCSDのキャンパス内での駐車ルールは複雑なので、十分にサイトなどでルールを確認してから駐車するようにしてくださいね。
平日は駐車料金がかかるキャンパス内の駐車場。
週末や祝日は無料で駐車可能なのですが、2人がとめたのはどうやら週末でもとめてはいけなかった、契約された駐車場だったようです。
何とも不運ですね。
<余談>ブラックフライデーの駐車場での恐怖体験

最後はブラックフライデーの駐車場での恐怖体験についてご紹介します。
サンクスギビングの翌日で、1年で最もセールが盛んなブラックフライデー。
そんな日に、何となくアウトレットに行ってしまった私たち。
ほかの車に5回も出し抜かれ、駐車できるまでに約1時間ほどかかりました。
日本と違ってガードマンなどの交通整備をしてくれるスタッフもいなければ、「先に待っていた人が優先」という譲り合い精神もゼロ。
この日ばかりは駐車場争いが異常なので、チャレンジ精神旺盛な方以外はアウトレットへ行くのはおすすめできません。
興味のある方だけ下記エピソードをご覧ください。
駐車場は20台ぐらいごとにブロックが分かれていました。
ブロックの端のほうで待っていれば、20台のうち1台が出れば私たちがとめられるのではないか、と考え、待っていました。
しかし1台が出るや否や、私たちの後方から別の車が追い抜いてきて、その場所へ駐車。
そこで「先に待っているほうがとめられる制度」は通用しないことを知ります。
そして追い抜かれないように真ん中にどっしりと構えて待っていると、今度は前方から別の車に先を越されて駐車スペースを奪われました。
そんな我々を見て不憫に思ったのか、少し前のほうで「今から出るからどうぞ」と手招きしてくれたお兄さんが。
しかし運転手の夫はゲームをしており、「これが終わったら…。」と言っているうちに別の車に場所をとられてしまいました。
これで3台先を越されてしまいました。
次は、私たちが待っていたすぐ横の車が出ました。
やっとこの駐車場争いから逃れられる、と思ったのも束の間、どこからともなく現れた女性。
こちらに背を向けて電話で話をしながら空いたスペースを陣取っています。
そして電話で運転手を呼び寄せ、まんまと駐車スペースをとられてしまいました。
同じ手法をとろうと、私たちのところから3メートルほど離れた車が出ようとしていたので、私が車を降りて陣取っていました。
しかしそんなときも夫がのんびりしているうちに、反対方向から来た車に私は大きなクラクションを鳴らされて、猛スピードで突っ込んでこられて駐車されてしまいました。
あれは本当に恐怖でした。
結局6回目のチャンスで私たちが待っていたすぐのところが空き、無事駐車できました。
それでも反対方向から猛スピードで車が突っ込んでこようとしていたのだから驚きです。
二度とブラックフライデーに買い物は行かないでおこう、と誓い合いました。
通常時はウインカーを出してとめる意思を表していれば、ほかの車にその場所を奪われることはありません。
ブラックフライデーは異常でした。
まとめ:アメリカでの駐車に関するルール

今回は下記についてご紹介しました。
- アメリカの駐車場では頭から入れるのが一般的
- アメリカの駐車場ではバックでとめてもOK
- アメリカでは路上駐車できる
- アメリカで坂道で駐車するときのルール:タイヤの向きに注意
- アメリカでは駐車場内でも駐車違反になることがある
- アメリカで駐車違反すると罰金
- アメリカで駐車違反したときの罰金はいくらか
- アメリカで駐車違反したときの罰金の支払い方法
- ブラックフライデーの駐車場での恐怖体験
カリフォルニア州サンディエゴでのお話なので、念のため別地域のルールや最新情報についてご自身でも調べてみてくださいね。
駐車に関するルールだけでも、日本と異なる点が多く慣れるまでは大変。
しかし結構何とかなるもんです。
是非アメリカでの運転を楽しんでくださいね。
下記記事も是非参考にしてみてください。
>>意外に入手困難なアメリカの運転免許、2年間サンディエゴで運転してついた知恵
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